コロナ後遺症と認知症の関係
2024年10月18日
新型コロナウイルスは、アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβというタンパク質の凝集を促進すると言われています。COVID-19の炎症が脳の血管を痛めて、血液と脳の間にあるバリアを壊す可能性があります。
程度の差はありますが、コロナ後遺症患者さんの3割くらいはブレインフォグ(認知機能低下を含む)や頭痛の持続を訴えているとの報告があります。
過去にコロナに感染していても2回目や3回目の感染でコロナ後遺症になるリスクが高くなります。
高齢者のコロナ後遺症では元々の病気(糖尿病,高血圧,慢性腎臓病,呼吸器疾患,動脈硬化疾患など)の悪化が心配ですが、特に心配なのが認知機能の低下です。コロナ後遺症になっていると気が付かないまま、認知機能が低下している方が多数います。
以上のことから、当院ではコロナワクチンの接種をお勧めしております。